私たちの協会は1992年に、「日中青少年育成友好協会」として発足しました。NPO発足のきっかけは、当協会の会長が文化交流の一環として日本の着物文化の紹介に西安に出向いた事から始まりました。この時、西安政財界から、経済社会開発の民間支援要請を正式に受けたところから始まります。折りしも1992年は、中国が本格的に改革開放の道へと進み始めた年でした。
当時の、中国内陸部は沿海地域と較べると、貧困地域であり西安近隣も例外ではなく、学校も荒廃の極みでありました。私たちは、経済社会開発の根幹は基礎教育にあると考え、恵まれない地域の子供たちの為に、小学校を作り、教育システムの基礎を確立していくところに焦点を絞りました。更に、奨学金制度を作り就学を促進させて行くという事業をNPO発足時の定款の中心に定めました。
その後、現在までに、中国各地に合計12校の希望小学校を設立しましたが、付帯的に仏教交流文化史跡の復興や、インフラの整備といった開発に関する様々な事業にも取り組んできております。